style type=text/css> 出会いは突然に・・・瞳に映る金色の髪

第2話 再会

 

「いたたたた・・・・」

『もう!言ったそばから木にぶつかるー』

あきれた顔をしたレムが木のそばで倒れているイリアに言う。

「ううっっ」

よく見ると頭には大きなコブが・・・・・・・・。

 

 

「どうした・・・・って何やってんだ貴様ら?」

駆けつけたジェンドがその光景を見て言った。

『イリアったらネ、"木にぶつかったらダメよー"って言ったのにすぐぶつかっちゃって・・・』

( ・・・・・・まるで十六夜だな・・・ )

そんなことを思いながら、イリアの下にいる何かに気づきジェンドは覗き込む。

これはビックリ!そこには、目をぐるぐるまわしている十六夜がいたのだ!!!

「いっ十六夜!?」

おもわず大声を出したジェンドに気づきレムが慌てて

『イリア!十六夜が下敷きになってるーーーーー!!』

「うそっわーーっ十六夜しっかりーーー!!!」

3人で大騒ぎ。

 

 

「んーっ大丈夫大丈夫!ちょっと気を失ってるだけさ」

遅れて駆けつけてきたカイが言った。   

「それよかさーそこに倒れてる少年はなんだい?」

・・・たしかに少年が倒れている。

『あっあの子木から落ちてきたのよ』

と言ってレムが少年に近づいていった。

 

「 !! 」

 

「レムどうしたの!!」

レムの異変に一番早く気づいたのはイリアだった。

『イッ・・イリア!・・・・前』

動揺を隠せないまま指をさしイリアの目線を誘導した。

その方向には金色の髪に緑瞳をもった少年が座っていた。

 

 

 

 

 

「 シオン!! 」

今にも泣きそうな声でここにいるはずのない人の名前を呼んだ。

 

 

 

 

 

「オイ」

「なんだージェンド?あっ起きたか十六夜

カイは十六夜の方を向きながら返事をした。

「こっち見ろ!」

カイの髪を強引に引っ張った。

「痛っやめろよジェ・・・・・あ゛っっ」

彼が見たのはさっきまで倒れていた少年に泣きながら抱きついている親友の大事な妹の姿。

( えぇっどーなってんだ!?あれってイリアちゃんだろ・・隣は・・・・シオン!!??うそだろーーっ )

カイは混乱する頭を整理しながら考えた結果。

「よしっジェンドー十六夜―のど渇いただろー?泉にでも行くかー」

と十六夜を抱き上げ、ジェンドの肩をつかみ走り出した。

「カイ!なんで逃げるんだよ!!」

「逃げる?わかってないなジェンドはー、このままいくと俺達お邪魔虫だぜ?

だーかーらーちょっとの間消えるんだよ」

笑って答えたカイにジェンドは少し考えてから納得したような顔をした。

「でっいつまで消えるんだ?」

「うーん・・夕方くらいまでかな?」

まるで全てを見透かしたような顔をしていうカイにジェンドは少しムッとして

「いいかげん離せ!!」

と突き放そうとするが・・・・

「照れるなよー♪気にすることないって減るもんじゃないんだし」

それを見事にかわしたカイはこんなことを言い放った。

「減るに決まってんだろーーーーー!!」

ジェンド怒りMAX!!!!

 

 

 

「わーーー♪カイすごーーい♪」

 

 

 

・・・・・・・・これから先はいうまでもなく・・・・。

                                 


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